大穀うなぎ研究室 〜鰻の種類〜 |
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うなぎの種類は、世界に18種類あり、 太平洋に12種類、 インド洋に6種類、 太平洋とインド洋にまたがるものが2種類います。 |
日本に古来より食用にしている鰻は、「ANGUILLA JAPONICA」(通称日本鰻)で、北海道中部以南に分布し、大陸側では、ベトナム北部に、および南西諸島や台湾にも生息し、日本よりむしろ中国河川に多い。 |
春先に河口にたどりついたシラス鰻は、一旦、川を登り始めると、どんな障害があってもそれを乗り越え、前進する。 わずかでも湿気があれば、草原を越え、上流の池や沼に達し、成長する。季節と共に、南方、フィリピンから中国では8月〜11月、台湾では11月〜2月、日本では12月〜3月に、太平洋沿岸から各河川を遡上する。 |
親鰻1尾の産卵数は100〜300万粒、産卵後1.5日で孵化するが、何年経過後にシラスが体長約60mmになるのか、又何を餌にしているのかは不明である。従って、人口孵化は可能でもシラスまでの養殖が、現在に至っても不可能です。(近年、東京大学が研究中心となって少しずつ分かり始めました) |
シラスは昼間、沿岸や河口の底に隠れているが、夜になると遡河をはじめる。遡河期は、10〜5月下旬で、遡河量は、水温、深月・大潮・満潮が日没のときに一番多い。 |
採捕方法は、河口に遡上する習性を利用し、日没時から灯火を付け、たも網ですくいとる。この捕獲場所は、日本では九州から茨城県、利根川河口まで各河川にて行い、養鰻業者が買いつけ、育成する。 |